自己処理によるトラブル

■埋没毛(まいぼつもう)
カミソリや毛抜きでの処理後に多く見られるトラブルです。
毛の再生サイクルより皮膚の再生サイクルが早いため、毛穴がふさがってしまい、毛が皮膚の下で再生してしまう状態です。
自分で取ろうとして炎症を起こすことを繰り返すと、痕が残ってしまうこともあります。

■毛嚢炎(もうのうえん)
不衛生な環境や器具を使用して自己処理を行うと、傷ついた皮膚や毛穴から細菌が侵入し、毛根の周囲に赤みや腫れ、化膿などの炎症を起こします。

■肌荒れ・乾燥
自己処理により角質層にダメージを与えると、肌のバリア機能は低下し乾燥を招きます。
乾燥した肌は刺激物が入り込みやすく、肌荒れが進行してしまいます。
もともと角質は爪で引っかいただけでも剥がれてしまうほどデリケートなので、丁寧な扱いが大切です。

■色素沈着・瘢痕(はんこん)
ムダ毛処理を繰り返すことで、肌が黒ずんでしまうことがあります。
ワキなど毛の多い場所は自己処理による炎症や刺激でメラニン細胞が活性化され色素沈着が起こりやすなるのです。
また、傷ついた皮膚は再生して新しい皮膚となりますが、その際に傷跡が残ってしまう状態を瘢痕といいます。